副業やろうと思ってもなかなかビジネスアイデアが思い浮かばないと悩んでる人はいるのではないでしょうか。
そんな人のためにビジネスアイデアを考えるための超基本的な鉄則をお伝えします。
それは「人の悩み(欲求)を解決すること」
これに尽きます。
今回は「人の悩みを解決すること」がビジネスの鉄則であると言える理由を解説します。
目次
実際の事例で考えてみよう
スーパーの事例
例えば、スーパーはあなたが「食べ物を楽に買いたい」という欲求を満たします。
言い換えれば、スーパーがなければ「食べ物を自分で調達する必要があり大変」という悩みが発生します。
スーパーはこの悩みを解決してくれるのです。
スーパーがなければ野菜は農家から、肉は精肉店から、魚は魚屋からそれぞれ買わないといけないですよね?
発展してスーパーの中にはホームセンターを併設して、「楽に買う」という欲求に注力しているスーパーも増えていますね。
もっと「楽に買う」となればネット注文して家まで届けてくれるサービスも最近は出てきました。
経営コンサルティングの例
他にも経営コンサルティングの事例も考えてみましょう。
これは経営者が「会社の業績が悪く何とかしなければいけない」という悩みが多いでしょうか?
売上高 5,000円×20人=100,000円
言い換えれば「会社の業績を良くしたい」という欲求ですね。
この悩みを解決してくれそうだから経営コンサルティングの依頼がくるんですね。
ふこう考えてみると経営コンサルタントの本当の実力はともかく、「何とかしてくれそう感」が伝わると経営者も頼んでみたくなりますよね。
逆に言えばこの悩みを解決するならコンサルティングじゃなくてもいいわけです。
売れそうなトレンド商品の販売でもいいと思います。
悩みを追求すれば、なぜ会社の業績が悪いといけないのでしょうか?
例えば、「これ以上業績が悪くなると金融機関から融資を打ち切られて倒産してしまうかもしれない」、という本意があるかもしれません。
業績改善しなくても倒産を防げればよい、と考える人もいますよね。
そういったサービスだと、
・売掛金を早期回収するファクタリングサービス
・保険会社による契約者貸付サービス(超利息高い)
みたいなものはすでに世の中にあります。
こんな風に考えてみるとビジネスアイデアって色々あると思いませんか?
サラリーマンなら自分の仕事で考えてみよう
あなたがサラリーマンだったら会社の仕事でも考えてみてください。
必ず、誰かの悩みを解決するもののはずです。
その悩みを追求して、新しいビジネスアイデアを考えるのもいいでしょう。
こう考えられるようになるとサラリーマンとしての仕事の質も自然と上がってくると思います。
収益性も理解しよう
利益が出ないとビジネスは成立しない
悩みを解決することはビジネスになり得ますが、継続して成り立っていくかはモノによります。
こちらが悩みを解決するためにかけるコストが、顧客が払うコストを上回ってしまうと当然利益はでません。
例えばあなたが「トレーニングジム」を開設したとしましょう。
人の悩みを解決できるからと言って、利用料が5,000円/月、利用者が毎月20人しかいなかったらどうでしょうか?
当然、設備維持費や水道光熱費、地代家賃、人を雇うなら人件費、といったお金が出ていきます。
具体的に数字を見てみましょう。
設備維持費 50,000円
地代家賃 300,000円
水道光熱費 150,000円
人件費 250,000円×3人=750,000円
経費合計 1,350,000円
利益 −1,200,000円
極端な例ですが、これでは話になりませんね。
こう見ると運営しているだけでお金がなくなっていきます。
出ていく経費を上回るだけの売上を確保できなければビジネスは成立しません。
利益を出すためには?
じゃあどうすればいいかと言えば、利用人数を増やすためにマーケティング施策に力を入れたり、超高単価にしてマンツーマン指導にするなどはすぐ考えられそうですね。
別の観点で言えば、地代家賃や人件費が経費としては非常に高い。
であれば、地代家賃が超安い田舎に出店する、そもそも人を雇わないで自分1人で運営する、など同じビジネスでもやり方はガラッと変えることができます。
どうにか成り立つところを考えるのがビジネスの楽しいところですね。
ビジネスの難しいところですがアイデアがあっても、利益がないと成り立たないのです。
ビジネスアイデアを考えつくのも大事ですが、数字の感度も高めるとより洗練されたビジネスアイデアになってきますよ!